【後場寄り付き概況】
後場寄り付きの東京株式市場では、日経平均株価は前日比160円安前後と前場終値と比較して下げ幅を縮小している。
半導体を中心とした電子部品関連銘柄への売りが強まる中、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに下落している。
外国為替市場では、1ドル=109えん20銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて軟調。
個別では、キーエンス、ソニーが値を下げ、コマツ、村田製は大幅安。アドバンテス、東エレク、SUMCO、昭和電工も安い。東海カが下押し、トヨタは軟調。任天堂、ファーストリテ、武田、三菱UFJが売られている。
半面、NECが強含み、太平洋セメは堅調。KDDIが買われ、東電力HD、アサヒはしっかり。三井不が値を上げ、松井証、三井住友は小幅高となっている。
相場全体の地合い悪を背景に、新興市場でもマザーズ指数や日経ジャスダック平均が下落した。ただ、サンバイオがプラスに切り返すなど相対的に底堅さを見せている。
積極的に上値は追いづらい状況ではあるが、主力株が手掛けにくいだけに中小型株の循環物色は目先続きそうだ。
