【後場寄り付き概況】
30日午後寄り付きの日経平均株価は、前営業日比135円63銭安の2万3702円09銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、9.35ポイント安の1723.83で始まった。
日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに弱含みもみ合い。連休前で積極的な買いは入らず、小口の売りに押される銘柄が多い。
個別では、ソニーが軟調で、レーザーテック、ファナックが売られ、アドバンテスは値を下げている。トヨタ、コマツはさえない。ファーストリテ、JTが続落し、三井住友、野村、菱地所が小安く、積水ハウスは小反落した。
半面、NTTが小高く、ソフトバンクGが切り返し、エムスリーは買われている。レオパレス21が値を上げ、パイプドは急伸。任天堂はしっかり。日立は小幅に続伸している。
日経平均はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から売りが先行すると、寄り付き直後に下げ幅をさらに広げる展開となっており、チャート形状では25日線レベルに接近している。
売り一巡後は底堅さが意識されているが、25日線を割り込んで引けてくるようだと、シグナルが悪化することになる。
25日線を支持線にリバウンドの動きをみせられないと年明け以降の上昇を意識した展開にはなりづらいところ。リバランス中心とはいえ、25日線割れを警戒するようだと、売りが優勢にもなりやすいところである。
