前場終値比で下げ幅拡大

【後場寄り付き概況】

後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比255円80銭安の1万6470円75銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、10.25ポイント高の1281.09で始まった。
米株先物の軟化を嫌気し、売りが膨らんでいる。日経平均株価は後場に入り一段安。一方、東証株価指数(TOPIX)はしっかり。
 
外国為替市場では、1ドル=109円30銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて軟調。
 
個別では、ソフトバンクGの下げがきつい。リクルートHD、オリックスも値を下げている。ファーストリテ、三井住友もさえない。富士フイルム、東エレク、日本電産が軟調。ソニーが値を消している。
半面、NTTドコモ、NTTが高い。みずほFGが値を上げている。トヨタ、任天堂、武田、花王も堅調となっている。
 
世界的に株安が進むなかでビジョン・ファンドの評価損に対する警戒感や信用リスクの高まりからソフトバンクGが大幅安になるなか、ファーストリテなどの日経平均採用の値がさ株に対しては、225先物安に伴う裁定売りなどの需給面のマイナスインパクトが強まる状況ともなっている。
 
依然として原油相場の持ち直し期待に乏しいほか、直近で目立つ金や米国債などからキャッシュ化の流れは世界的に収束しておらず、明確な株式市場の底入れは依然として見極めづらい状況に変化はないだろう。
短期的には3月末配当の権利取り売買などに投資妙味出てくる可能性はありそうだ。
 

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