【後場寄り付き概況】
30日午後の日経平均株価は、前営業日比243円76銭高の2万1393円56銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、17.87ポイント高の1607.43で始まった。
最近の株価下落を背景に値頃感が台頭し、幅広い業種に買いが入っている。日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)はともに一段高。
個別では、ファナック、コマツ、キーエンスが値を上げ、ソニー、トヨタは堅調。JFE、住友鉱が買われ、昭和電工は大幅続伸。三菱UFJ、みずほFGが反発し、武田、ファーストリテ、リクルートHDは高い。任天堂が買われ、ソフトバンクGは切り返している。
半面、NTTが売られ、ZOZOは軟調。東急不HDは大幅安。富士フイルム、ミスミG、クボタが値を下げている。
前場の日経平均は、朝方の安値から300円以上上昇する場面があった。2万1000円水準での底堅さが意識された。
市場では月末を控えた国内機関投資家によるリバランス(資産再配分)の買い観測も聞かれた。
為替相場が1ドル=112.60円台まで円安方向に振れているうえ、中国・上海総合指数がやはり売り一巡後にプラス圏へ浮上してきており、後場の日経平均もこうした動きを支援材料として堅調に推移しそうだ。
日経平均の日足チャートでは2万1400円付近に5日移動平均線が位置しており、ここまでの調整局面では上値抵抗として機能してきた。この水準を上抜けてくれば短期的に買い戻しの動きを誘う可能性もあるだろう。
ランチバスケットは35件、556.97億円、20億売り越し。
