【後場寄り付き概況】
後場寄り付きの日経平均株価は前営業日比221円08銭高の2万1637円87銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、13.23ポイント高の1569.60で始まった。
外国為替市場では、1ドル=108円近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて高い。
前日の米国株式市場で半導体関連株が上伸した流れを引き継ぎ、東京市場でも同関連株銘柄が株価上昇をけん引している。日経平均株価、東証株価指数ともに高値圏で横ばい推移。
個別では、東エレク、村田製、キーエンスが値を上げ、太陽誘電、安川電、SUMCOが買われている。任天堂、ソニー、アサヒが堅調で、川崎船、商船三井、国際帝石が締まり、JXTG、出光興産が上昇している。
半面、野村、松井証が値を下げ、中部電、関西電は売られている。日本製鉄、神戸鋼は軟調で、ダイキン、武田が下げている。
先週18日に一時2万1000円割れまで下落した日経平均だが、その後急ピッチのリバウンドで2万1000円台後半に戻してきた。日足チャート上では、2万1500円近辺に収れんしつつある25日、75日、200日の各移動平均線を一気に上抜けした格好だ。
明日24日からいよいよ4-6月期決算発表が本格化するため、実際の業績動向や事業環境に関する経営者のコメントを見極めたいとのムードが強まるだろう。
なお、米中が来週、閣僚級の貿易協議を再開することを検討しているなどと報じられており、こちらの動向も注視したい。
