前場終値比でやや伸び悩む

【後場寄り付き概況】

後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比364円08銭高の2万0772円62銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、28.80ポイント高の1527.89で始まった。
米国株の大幅高を受けて急反発した午前の地合いを引き継ぎ、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに高値圏で推移している。ただ、円高傾向に大きな変化が見られないため、積極的に上値を追う勢いは感じられない。
 
外国為替市場では、1ドル=108円10銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調。
 
個別では、ソフトバンクGが高く、任天堂はしっかり。ソニー、東エレク、キーエンスが値を上げ、トヨタは堅調。三菱UFJ、三井住友が締まり、野村、第一生命も買い優勢。第一三共が大幅高で、ZOZOもにぎわっている。
 
半面、ファーストリテが安く、花王、伊藤忠が値を下げ、東海カはさえない。楽天が下落している。
 
前日までの5日間で850円あまり下落していた日経平均だが、本日は米株高を手掛かりに急反発する展開となった。世界経済の減速懸念が強まるなか、FRBによる金融緩和への期待が高まっている。
日経平均が一段の戻りを見せるかについてはなお懐疑的な見方が多い。
米中摩擦に関して懸念が払拭されたとは言えない状況だ。
また、米利下げ観測の拡大からドル・円は108円近辺と反発が鈍く、輸出企業の採算悪化懸念は拭えない。
日経平均の目先の戻りに乗るかは慎重に判断する必要があるだろう。
 
ランチバスケットは26件、311.92億円、売り買いほぼ同金額。
 
 
 

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