前場終値比でほぼ横ばい

【後場寄り付き概況】

後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比278円83銭安の2万1323円76銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、24.54ポイント安の1547.79で始まった。
 
日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに、安値圏で推移している。米中貿易摩擦が激化することへの警戒感が根強く、投資意欲の冷え込みは著しい。買い手不在の中で、日経平均は軟調な値動きを続けている。
外国為替市場では、1ドル=109円90銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて軟調。
 
個別では、トヨタが値を下げ、ソニー、任天堂、村田製、ファナックやコマツも軟調。楽天、JT、三菱UFJ、三井住友がさえない。ZOZOが下落している。
半面、ソフトバンクGが底堅く、ソフトバンクは大幅高で、ヤフーも上伸している。ファーストリテ、武田、SUMCOが値を上げている。
 
前場中ごろから開始された中国市場では、4月生産者物価指数が市場予想を上回ったものの、トランプ米大統領による「中国はディールを破った」との発言の伝わりを受け、米中高官協議への警戒感から上海総合指数は下げ幅を拡大。
これを受け、東京株式市場における株価指数先物に対しても、海外短期筋による断続的な売りが観測されている。
 
前引け時点の日経平均は、75日移動平均線を下回っており、次の下値メドとしては、日足チャートにおいて、3月29日から4月1日にかけて空けたマドの下限である2万1267円25銭のレベルが意識されてこよう。
 
 

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