【寄り付き概況】
25日午後の日経平均株価は、前営業日比1006円90銭安の1万9159円29銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、73.09ポイント安の1415.10で始まった。
前週末の米国の一部政府機関閉鎖を受けて外部環境の不透明感が増し、投資家心理が一段と冷え込んだ。日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)とも急落し、9割以上の上場銘柄が下げる全面安の展開。
外国為替市場では、1ドル=110円20銭近辺の推移。中国などアジアの主要株式市場は軟調。
個別では、ソフトバンクGが急落し、ソフトバンク、任天堂は大幅安。ファーストリテ、武田が下押し、JT、ユニー・ファミマは軟調。三菱UFJが5営業日続落し、野村はさえない。トヨタ、日産自が値を下げ、東海カ、JXTG、住友鉱は安い。ソニー、東エレク、キーエンスが大きく下落し、キヤノンは弱含み。
半面、N・フィールド、象印が値を上げ、NTT都市、LIXILGは小幅高となっている。
日経平均は連休前に攻防を見せていた節目の2万円水準をあっさりと割り込んだ。
本日は受渡日ベースの年内最終取引日であり、明日以降は損益確定の売りが一巡することが見込まれる。
また、バリュエーション面でも予想PER11倍(およそ1万9720円)、PBR1倍(1万9390円)といった節目の水準を下回り、値ごろ感が台頭してくることに期待したいところだ。しかし、それも米国の政治情勢や株価動向次第といったムードが強く、反発機運には乏しい。まずはNYダウや「恐怖指数」とされる変動性指数(VIX)の落ち着きを待つ必要があるだろう。
新興市場ではマザーズ指数が6%超の下落で2016年2月以来の安値、日経ジャスダック平均は4%超の下落で昨年5月以来の安値を付けている。中小型株でもリスク回避の動きが加速しており、底打ち感が強まるまで押し目買いは手掛けにくいだろう。
ランチバスケットは7件、86.06億円、20億買い越し。
