【後場寄り付き概況】
後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比100円46銭安の2万1778円44銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、14.09ポイント安の1590.16で始まった。
米中貿易摩擦への警戒感から売りが優勢だった前場の流れを引き継ぎ、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに軟調。銀行株や電力株に売りが出ている。
外国為替市場では、1ドル=107円90銭台の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
個別では、三菱UFJ、三井住友が後場に入り一段安。関西電も値を下げている。ソフトバンクG、KLab、任天堂もさえない。トヨタがじり安。大塚HDが大幅安で、武田も売られている。
半面、コロプラが買いを集め、スクエニHDも高い。リクルートHD、ファーストリテ、神戸物産、ユニゾHDがしっかり。ソニー、スズキは小幅高となっている。
月末のドレッシングへの思惑から底堅さは意識されやすいが、物色としては材料株での値幅取りに限られよう。
なお、先週末の下落局面では日銀のETF買い入れがみられていた。ETFによる買い余力はたっぷりあると観測されており、これが需給面での下支えとして意識されよう。
日経平均はこう着となろうが、コロプラが連日で強い値動きをみせるなど、物色意欲は根強いとみられる。外部要因を睨みながら、個別物色といったところであろう。
