前場終値と比較して強含みで推移

【後場寄り付き概況】

後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比68円82銭高の2万2088円97銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、7.91ポイント高の1627.99で始まった。
米中貿易協議の進展期待が下支えとなる中、為替の円安一服が重しとなり、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに伸び悩んでいる。
外国為替市場では、1ドル=107円60銭台の推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調。
 
個別では、日本製鉄、JFEは買われ、王子HD、大王紙は値を上げている。ファナック、東エレク、キーエンスは堅調で、三菱UFJ、三井住友、みずほFGはしっかり。川崎船、商船三井は強含み、任天堂、ソフトバンクG、武田は締まっている。
 
半面、国際帝石は売られ、オリンパスは値を下げている。JAL、ANAは軟調で、ファーストリテ、三菱商は弱含んでいる。
 
日経平均は配当落ち分を考慮した水準をも上回って取引を開始。
一方で、為替市場では、寄り付き直後に円安・ドル高の進行が一服したほか、前場中ごろに取引が開始された中国・上海総合指数をはじめとしたアジア株式市場においても上値の重さが意識された。
これらのほか、4月24日につけた日経平均のザラ場高値2万2362円92銭を前にした利益確定の動きも相まって、日経平均は朝高後に上げ幅を縮小する展開となった。
 
割安訂正の動きが続く自動車や金融セクターをはじめとしたTOPIX型銘柄(東証1部の中小型株を含む)が強含む展開は、来週初までは意識されやすいだろう。
また、本日は配当・優待権利付き最終売買日というタイミングもあり、高配当銘柄や株主優待に妙味がある銘柄に対する権利取りの動きは後場も活発化するとみられる。
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次