【後場寄り付き概況】
3日後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比139円93銭安の2万1248円65銭で始まった。
前場終値と比較して下げ幅を縮小している。
東証株価指数(TOPIX)は、5.84ポイント安の1702.94で始まった。
外国為替市場では、1ドル=105円90銭近辺での推移。アジアの主要株式市場は総じて軟調。
個別銘柄では、マルハニチロ、協和キリン、資生堂などが値上がり率上位。半面、古河電工、アドバンテスト、オークマなどが値下がり率上位となっている。
200日線のほか5日線を割り込んでいる。
一方で52週線では踏ん張りをみせており、売り込みづらくさせている。新年度入りに伴う需給改善への期待のほか、日銀のETF買い入れへの思惑等から押し目買い意欲の強さがうかがえる。
ただし、5日線に上値を抑えられる状況となると、ETF買い入れへの効果も限られる格好となり、短期筋の売り仕掛け的な動きには注意する必要がありそうだ。
物色はリスク回避の流れから中小型株や内需・ディフェンシブ銘柄を選好する流れが続きそうである。特にIPO銘柄への物色は活発であり、資金回転も効いているため、調整局面での押し目買い意欲は相当強いだろう。
ランチバスケットは29件、702.70億円、差し引き売り買い均衡との観測。
