前場終値と比較してやや下げ幅拡大

【後場寄り付き概況】

後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比113円60銭安の2万1001円85銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、7.28ポイント安の1555.23で始まった。
世界景気の先行きへの懸念から下落した前場の流れを引き継ぎ、売りが優勢となっている。日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに軟調。
外国為替市場では、1ドル=112えん30銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
 
個別では、新規上場したソフトバンクは安値圏でもみ合っている。ソフトバンクGは売りに押され、ファーストリテもさえない。任天堂、東エレクが値を下げている。ソニーは下げ渋りとなっている。
半面、武田が切り返している。ファナック、キーエンスが堅調。スズキが大幅高。資生堂もしっかり。
 
市場では米FOMCにおける景気認識や利上げ見通しを見極めたいなどとの思惑が強い。日経平均が節目の2万1000円を割り込む場面では買い戻しや押し目買いが入っているが、積極的に上値を追う動きは乏しいだろう。後場の日経平均も2万1000円を挟んだもみ合いが続きそうだ。
 
過去最大級のIPO(新規株式公開)として注目されたソフトバンクは公開価格1500円を下回る1463円で初値を付け、その後1344円まで下落する場面があった。
もう1つの新規上場銘柄であるマザーズ市場のKudan<4425>は人気となっており、マザーズ指数もソフトバンク上場による資金還流などからひとまず反発しているが、多くの個人投資家が参加したソフトバンクの軟調スタートは投資家心理や需給の悪化につながる可能性があるだろう。
 
ランチバスケットは18件、330.25億円、差し引き10億円の売り越しとの観測。
 
 

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