【後場寄り付き概況】
25日後場の日経平均株価は前日比392円97銭高の2万3378円48銭で寄り付いた。
新型コロナウイルス対策の進展期待で上昇した前場の流れを引き継ぎ、輸出株などに買いが入っている。日経平均株価はこの日の高値圏で推移し、前日比上げ幅は400円を超えた。東証株価指数(TOPIX)も堅調を持続している。
個別では、キーエンス、ホンダがじり高。トヨタもしっかり。資生堂が大幅高。ソフトバンクG、ファーストリテも買いが優勢。三菱UFJ、三井住友が後場に入り一段高。JAL、ANAが値を飛ばしている。
半面、任天堂、レーザーテック、オリンパスは軟調。中外薬、キリンHD、サイバエジェ、、エムスリーもさえない。
連続在任日数で憲政史上最長となった安倍晋三首相の健康不安は海外投資家にとっても関心が高く、日本株の買い手控え、あるいは為替相場の円高要因となっているようだ。
27~28日に開催される米経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演内容を見極めたいと考える市場関係者も依然として多いだろう。反面、日経平均の戻り高値更新に伴い、短期筋の先物買い戻しに拍車がかかる可能性もある。後場の日経平均は引き続き堅調に推移するとみておきたい。
