利益確定売りなどを吸収できず

【後場寄り付き概況】

後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比97円66銭安の2万1458円85銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、7.53ポイント安の1612.89で始まった。
買い手掛かりが不足する中で利益確定売りなどを吸収できず、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに軟調な値動き。鉱工業生産の減退も投資意欲を圧迫している。
 
外国為替市場では、1ドル=110円80銭台の推移。アジアの主要株式市場は総じて軟調。
 
個別では、任天堂が下落し、ソニー、キーエンス、SUMCO、村田製も値を下げ、トヨタは売り物がち。三菱UFJ、三井住友が小幅安。資生堂、JT、ZOZOが下押し、大東建託は大幅安で、レオパレス21もさえない。
 
半面、ソフトバンクGが締まり、リクルートHDは堅調。武田が小高く、三菱重はしっかり。ネクソンが上伸している。
 
インドとパキスタンを巡る地政学リスクへの警戒感の高まりは投資家にとって重しとなりやすいものの、足元で国内外の株式市場で全般売り込まれる流れには至っていないことを踏まえると現状の東京株式市場に対しても大幅な下落要因にはならないとみられている。
 
週末にかけて米中欧の経済指標や貿易交渉に対するニュースフローが出やすくなるなか、警戒したインデックス売買により資金の逃げ足が速くなる展開には注意しておきたい。
 
 
ランチバスケットは23件、171.89億円、10億売り越し。
 
 

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