円高への警戒か

Market Data
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【日経平均】
38110円22銭(▲254円05銭=0.66%)
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【TOPIX】
2661.41(▲23.31=0.87%)
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【グロース250】
671.79(△31.27=4.88%)
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【プライム売買高】13億1431万株(▲289万株)
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【売買代金】3兆3219億円(▲789億円)
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【値上がり銘柄数】773(前日:949)
【値下がり銘柄数】830(前日:641)
【新高値銘柄数】46(前日:49)
【新安値銘柄数】1(前日:1)
【25日騰落レシオ】104.72(前日:101.84)
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■本日のポイント
 
 1.日経平均は3日ぶり反落、円高を背景に目先利食い優勢に
 2.前週末のパウエル講演はハト派的内容で米株はリスクオン
 3.1ドル143円台半ばまで円高進み、自動車やハイテクに逆風
 4.一方、内需系企業では円高メリットで買われる銘柄も多い
 5.値下り銘柄数は全体の5割強にとどまり、売買代金も低水準
 
 
日経平均は大幅安。米国株高よりも円高を嫌気して主力銘柄の多くが売りに押された。パウエルFRB議長がジャクソンホール会議で利下げを示唆すること自体は既定路線とみられていたが、発言内容がハト派的と受け止められたことで円高(ドル安)には弾みがついた。145円どころで一服感が出てこなかったため、円高はもうしばらく続く可能性がある。140円を割り込んでしまうと外需企業の業績期待が大きく後退するだけに、注意を要する。
 
きょうはグロース250指数が大きく上昇した。米国の長期金利が低下して為替が円高に振れる局面では、大型グロースより中小型グロースの方が選好されやすくなる。現状では大型株が円高に対して神経質になっているだけに、新興グロース株が存在感を見せたことは期待の持てる動き。グロース250指数は高値引けとなり、671.79pまで上昇した。7月18日につけた直近高値の697.56pが射程圏内に入っており、早々にこれを上回ることができるかに注目したい。
 
円は、145円どころで一服感が出てこなかったため、円高はもうしばらく続く可能性がある。140円を割り込んでしまうと外需企業の業績期待が大きく後退するだけに、注意を要するだろう。
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(26日現在)
 
41487.84  ボリンジャー:+2σ(26週)
40949.06  ボリンジャー:+2σ(25日)
40657.08  均衡表雲上限(日足)
40216.11  ボリンジャー:+1σ(13週)
40100.53  ボリンジャー:+1σ(26週)
40021.89  均衡表雲下限(日足)
39087.54  ボリンジャー:+1σ(25日)
38713.23  26週移動平均線
38642.74  75日移動平均線
38537.24  13週移動平均線
 
38110.22  ★日経平均株価26日終値
 
38062.67   新値三本足陰転値
38014.81  6日移動平均線
37325.92  ボリンジャー:-1σ(26週)
37249.49  均衡表転換線(日足)
37233.31  200日移動平均線
37226.01  25日移動平均線
36858.37  ボリンジャー:-1σ(13週)
36791.45  均衡表転換線(週足)
36791.45  均衡表基準線(週足)
36258.05  均衡表雲上限(週足)
35938.62  ボリンジャー:-2σ(26週)
35684.51  均衡表基準線(日足)
35364.49  ボリンジャー:-1σ(25日)
35179.50  ボリンジャー:-2σ(13週)
34551.31  ボリンジャー:-3σ(26週)
 
 
ローソク足は寄り引け接近の小陰線を描いて足元の売り買い拮抗状態を窺わせた。終値は8月6日以来およそ3週間ぶりに5日移動平均線を下回り、短期的な上げ一服の形状となった。株価下方では、下向きの25日線が75日線を下回った。75日線自体は右肩上がりをキープしているためデッドクロスには該当しないが、今後の地合い悪化リスクにも留意が必要となろう。
 

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