週明け4日の東京株式市場は、朝方こそ日経平均株価がプラスで始まったものの、その後はすぐにマイナス圏に沈む展開となり、後場に入ると下げ幅が拡大した。日経平均株価終値は前週末比111円87銭安の2万2707円16銭と4日ぶりに反落した
明日(5日)の東京株式市場は、今晩の米国株が落ち着いた動きとなれば、今日がさえなかったぶん、強い反発となる可能性もあるとみる。
米国株が下げた場合には、短期的には警戒感が強まりやすいが、下は25日線(2万2482円、4日時点)が控える2万2500円近辺がサポートになると予想する。
東京外国為替市場で、4日夕刻に一時、1ドル=113円台前半へと円安・ドル高が進行するなどのプラス材料もあることから、円安基調が維持されていれば、下値は限定的となりそうだ。
トランプ米大統領とロシアとの不透明な関係を巡る「ロシアゲート」に伴う米政治の混乱懸念や、米韓合同軍事演習に関連した北朝鮮の地政学リスクへの警戒感により、引き続き積極的な買いが手控えられることも考えられる。
■上値・下値テクニカル・ポイント(4日現在)
23702.68 ボリンジャー:+2σ(13週)
23289.30 ボリンジャー:+3σ(25日)
23106.87 ボリンジャー:+2σ(26週)
23020.35 ボリンジャー:+2σ(25日)
22751.39 ボリンジャー:+1σ(25日)
22707.16 ★日経平均株価4日終値
22680.90 ボリンジャー:+1σ(13週)
22679.13 均衡表転換線(日足)
22638.43 6日移動平均線
22550.85 新値三本足陰転値
22535.36 均衡表基準線(日足)
22482.44 25日移動平均線
22213.48 ボリンジャー:-1σ(25日)
22022.62 均衡表転換線(週足)
21944.52 ボリンジャー:-2σ(25日)
21925.68 ボリンジャー:+1σ(26週)
21675.57 ボリンジャー:-3σ(25日)
21659.12 13週移動平均線
ボリンジャーバンドではバンドが収れんするなか、+1σを挟んでの推移となった。
MACDはシグナルとの乖離がやや開いたが、陽転シグナル発生を意識したトレンドが形成されている。
一方で、週足形状ではボリンジャーバンドのバンドが拡大するなか、+2σに沿ったトレンドとなり、MACDは上方シグナルが継続している。中期的には強いトレンドであり、過熱を冷ます格好での短期調整といったところであろう。
