値下がり優勢も主力株の一角を物色

 
東証グロース市場は円高やトランプ関税への不透明感が東京株式市場全体の重しとなる中、グロース市場では主力株の一角に買いが入り下値は限られた。
円高などで日経平均株価は大きく下落。東証グロース市場でも売りが優勢となったが、「為替の影響を受けにくい」ことなどから一部の主力株が物色され指数を支えた。
市場関係者からは「決算内容も悪くなく、外部環境の影響が少ない新興銘柄への物色は続く」との声が聞かれた。
東証グロース市場250指数は続落した。終値は前日比1.75ポイント(0.26%)安の683.37だった。グロースCoreも軟調。
グロース市場ではフリーやGENDA、タイミーが下落した。一方、ジーエヌアイやテラドローンが上昇した。
値上がり銘柄数166、値下がり銘柄数405と、値下がりが優勢だった。
 
 
20日に東証グロース市場に新規上場したフライヤーの終値は初値比246円(20.88%)安の932円だった。11時9分に公開価格(680円)を498円(73.23%)上回る1178円で初値をつけた。寄り付き直後に1185円まで買われた後は初値を下回る場面が目立った。
 
個別ではLiberaware、フェニックスバイオがストップ高。レジル、ジーエヌアイグループ、Terra Drone、ユカリア、ジェネレーションパスなど9銘柄は昨年来高値を更新。ブルーイノベーション、ファーストアカウンティング、グローム・ホールディングス、グラッドキューブ、シンカが買われた。
 
 一方、ハッチ・ワーク、インフォメティス、ビートレンド、アイデミー、ステムセル研究所など7銘柄が昨年来安値を更新。デ・ウエスタン・セラピテクス研究所、note、ROXX、Will Smart、Rebaseが売られた。
 

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