値下がり優勢、IPO銘柄や好材料銘柄は好調

 
東証グロース市場は3月以降、下落傾向にある新興株に対する個人投資家の関心が低下しており、きょうも売りが優勢だった。東証プライム市場に上場する半導体関連株に関心が移っていることも重荷となった。
市場関係者は、「グロース市場では新規株式公開(IPO)銘柄や好材料が出た銘柄以外は関心が乏しい。直近で株価下落が目立っていたため、信用買いを入れていた一部の個人投資家による売りも出ている」とみていた。
グロース250とグロースCoreは大幅安。東証グロース市場250指数の前引けは前日比16.42ポイント(2.24%)安の718.20だった。
グロース市場ではQPS研究所やジーエヌアイが下落した。一方、ソラコムやカウリスなど直近で上場した銘柄は上昇した。
値上がり銘柄数91、値下がり銘柄数433と、値下がりが優勢だった。
 
個別では、ファンデリー、TORICOがストップ高。トラストホールディングス、GA technologies、ソフトマックス、タカヨシホールディングスなど5銘柄は年初来高値を更新。アイビス、BCC、オキサイド、シャノン、関通が買われた。
 
一方、Lib Work、イオレ、ジェイフロンティア、アズーム、リネットジャパングループなど39銘柄が年初来安値を更新。オンコリスバイオファーマ、ENECHANGE、ネットスターズ、ヘッドウォータース、ヒューマンテクノロジーズが売られた。
 

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