東証グロース市場は米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長引くとの見方から前日に米金利が上昇し、高PER(株価収益率)銘柄が多い新興株の売りにつながった。東証マザーズ指数、グロースCoreはともに反落した。
東証マザーズ指数の前引けは前日比15.02ポイント(2.23%)安い658.01だった。午前の時点では16日につけた年初来安値(660.27)を下回っている。
市場関係者は、「金利が高止まるなかで、個人投資家はグロース(成長)銘柄に手が出しにくい」と指摘。ただ、これから本格化する4~9月期決算発表の内容次第では「底入れの兆しとなる可能性がある」との見方を示した。
東証グロース市場では、サンウェルズやアズームが下落した。一方、アディッシュやヘッドウォは上昇した。
値上がり銘柄数104、値下がり銘柄数413と、値下がりが優勢だった。
個別ではアジャイルメディア・ネットワークが年初来高値を更新。ログリー、テクノロジーズ、リンクバル、ニューラルグループ、クラスターテクノロジーが買われた。
一方、ティーケーピー、データホライゾン、フーバーブレイン、インターファクトリー、ベイシスなど33銘柄が年初来安値を更新。ペルセウスプロテオミクス、ケイファーマ、アズーム、フレクト、ハイアス・アンド・カンパニーが売られた。
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