東証グロース市場は、東証マザーズ指数は続落。グロースCoreは小幅高。東証マザーズ指数の終値は前週末比2.44ポイント(0.35%)安の704.79だった。8日続落するのは4月14~25日以来となる。年末の新規株式公開(IPO)ラッシュに伴う需給悪化や、相場の先行きに対する慎重な見方から売りが優勢だった。もっとも、取引材料には乏しく、小幅な動きにとどまった。
そーせい、サンバイオ、ビジョナルが下落した。一方、フリー、オキサイドが上昇した。
値上がり銘柄数167、値下がり銘柄数324と、値下がりが優勢だった。
マザーズ指数は10月以降の上昇をほとんど帳消しにしており、「個人も徐々に余力がなくなっているのだろう」とされる。
この日は新規株式公開(IPO)銘柄も振るわず、市場のムードを冷やす一因となった。東証の小型株指数やTOPIX・Smallは上昇しており、小型株全体が弱いわけではなさそうだが、金利先高観が広がる中で「バリュエーションの高い新興企業銘柄には買いが入りにくいのかもしれない」との声が聞かれた。
個別では、ネクストジェン、ホープが一時ストップ高と値を飛ばした。サンクゼール、triplaは年初来高値を更新。クリアル、プロパティデータバンク、オープンワーク、海帆、ラバブルマーケティンググループが買われた。
一方、ルーデン・ホールディングス、フィット、ASJ、ベースフード、アールプランナーなど101銘柄が年初来安値を更新。アイズ、キャンバス、レントラックス、バリューゴルフ、サイフューズが売られた。
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