値下がり優勢、金利上昇が重荷

東証グロース市場は前日に米長期金利が上昇した流れを受け、国内の長期金利が上昇した。金利上昇時に相対的な割高感が意識されやすい新興銘柄は売りが優勢となった。
外国為替市場での円安基調などを背景に東証プライム市場の輸出関連株の上昇が目立ったものの、新興株市場は円安の恩恵が少なく、幅広い銘柄で売りが先行した。
市場では「イオンなど小売り企業の決算が振るわず、内需企業の多い新興株市場の重荷となっている」との見方もあった。
東証グロース市場250指数は反落した。終値は前日比7.30ポイント(1.13%)安の639.94だった。
グロースCoreは反落。グロース市場ではタイミーやトライアル、GENDAが下落した。一方、プログリットやフリー、QPS研究所は上昇した。
値上がり銘柄数188、値下がり銘柄数369と、値下がりが優勢だった。

個別では、学びエイド、イメージ情報開発、インターファクトリー、Atlas Technologiesがストップ高。グローバルウェイは一時ストップ高と値を飛ばした。アプリックス、コラボス、カオナビ、スローガン、ビズメイツなど7銘柄は年初来高値を更新。スタジオアタオ、プログリット、アクセルマーク、note、ジーネクストが買われた。

 一方、グリーンモンスター、キッズスター、ゼネラル・オイスター、ナイル、笑美面が年初来安値を更新。アスア、Chordia Therapeutics、イタミアート、モダリス、フィーチャが売られた。

株ちゃんofficial xはこちら!
目次