東証グロース市場は国内債券市場で長期金利が一段と上昇しており、相対的な割高感が意識されやすい新興株の逆風となった。朝方は20日の米ハイテク株高の流れを受けて上昇する場面もみられた。
市場関係者は「日銀による追加利上げ観測が長期金利の上昇圧力になり、金利の影響を受けやすい高PER(株価収益率)のグロース銘柄が売られやすくなっているようだ」と指摘していた。
グロースCoreは下落した。東証グロース市場250指数も反落した。前引けは前日比2.34ポイント(0.36%)安の640.11だった。
グロース市場ではジーエヌアイやカバーは下落した一方、QPS研究所やBASEが上昇した。
値上がり銘柄数220、値下がり銘柄数288と、値下がりが優勢だった。
個別ではアイズ、AHCグループ、ビジネスコーチがストップ高。トラストホールディングス、ステラファーマ、GMO TECH、NexToneなど6銘柄は年初来高値を更新。BASE、エヌ・ピー・シー、地域新聞社、Laboro.AI、Arentが買われた。
一方、cotta、アドバンスト・メディア、ミンカブ・ジ・インフォノイド、オープンワーク、インバウンドプラットフォームなど12銘柄が年初来安値を更新。コパ・コーポレーション、セキュア、コンヴァノ、データセクション、シーユーシーが売られた。
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