値下がり優勢、運用リスクを避ける売り

 
東証グロース市場は東証マザーズ指数、グロースCoreは軟調。東証マザーズ指数の前引けは前週末比5.74ポイント(0.78%)安い731.04だった。16日の日経平均株価は輸出関連銘柄への売りが重荷となり、一時300円以上の下げ幅となった。投資家心理の悪化で国内新興市場でも幅広い銘柄に運用リスクを避ける売りが広がった。前週末発表の個別銘柄の決算内容を嫌気した売りも出た。
 
そーせいやJTOWERが売られた。前週末に2023年2月期(今期)の単独税引き利益を一転減益予想としたオキサイドは売り気配が続いた。一方、ビジョナルやTKPは買われた。
値上がり銘柄数199、値下がり銘柄数283と、値下がりが優勢だった。
 
日経平均よりも下落率は小さく、為替の円高影響が小さい新興株に幕間つなぎの物色が向かっている可能性がある。また、インフレピークアウト期待は引き続き新興株のサポート要因として機能している。そのほか、新興市場でも決算発表を行った個別材料株中心に物色が向かっている。
 
個別では、グッドパッチがストップ高。FHTホールディングス、FIXER、スマートドライブ、monoAI technology、フーディソンなど6銘柄は昨年来高値を更新。ビザスク、キューブ、アイズ、農業総合研究所、フィードフォースグループが買われた。
 
一方、バリュエンスホールディングスがストップ安。ジェイフロンティア、SERIOホールディングスは一時ストップ安と急落した。スタジオアタオ、メディア工房、トヨクモ、チームスピリット、サイエンスアーツなど12銘柄は昨年来安値を更新。オンデック、ワンダープラネット、シリコンスタジオ、メタリアル、リックソフトが売られた。
 
 

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