値下がり優勢、週末前に手じまい

 
東証グロース市場は、朝方は米連邦準備理事会(FRB)の早期の利下げ観測から買いが先行していたが、午後に入ると日経平均株価が伸び悩むなかでグロース250は下落に転じた。きょうのプライム市場は買いが優勢だったのとは対照的に、グロース市場は新規材料があった一部の銘柄を除き、おおむね振るわなかった。
売り買い交錯で始まったが、週末を控え持ち高を手じまう売りに押されて値を消す銘柄が増えた。
「新規株式上場銘柄で公開価格を割って初値を付ける銘柄が多い」結果、盛り上がりを欠いているとの指摘もあった。グロースCoreは小幅続落。東証グロース市場250指数も続落した。終値は前日比2.38ポイント(0.35%)安の677.74だった。
 
グロース市場ではマクビープラやウェルスナビ、マーソが上昇した。一方、カバーやジーエヌアイは下落した。
値上がり銘柄数173、値下がり銘柄数356と、値下がりが優勢だった。
 
グロース市場に上場したヒューマンTは公開価格(1224円)を30円(2.45%)下回る1194円で初値を付けた。大引けは初値比46円(3.85%)高の1240円だった。
 
個別では、コラボス、Welby、QPS研究所、ジェイックがストップ高。HOUSEIは一時ストップ高と値を飛ばした。ロジザード、ドラフト、マーソ、インテグラルは年初来高値を更新。ノイルイミューン・バイオテック、ウェッジホールディングス、ジャパンM&Aソリューション、クリアル、VALUENEXが買われた。
 
 一方、アマナ、アマガサ、農業総合研究所、リネットジャパングループ、エディアなど62銘柄が年初来安値を更新。エスネットワークス、売れるネット広告社、グランディーズ、パルマ、アーキテクツ・スタジオ・ジャパンが売られた。
 

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