値下がり優勢、軟調もみ合い展開

東証グロース市場ではグロースCore、マザーズ指数はともに続落。値上がり銘柄数183、値下がり銘柄数254と、値下がりが優勢だった。
東証マザーズ指数の終値は前日比6.04ポイント(0.86%)安い694.41だった。大型連休を前に新興株には手控えムードが広がった。
マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は売り優勢スタートすると朝方に下げ幅を拡げた。その後は軟調もみ合い展開となり下げ幅を縮小する動きは見られなかった。米長期金利が高水準で推移するなか依然として国内の新興株は手掛けにくく、アップルやアマゾンの決算を消化する前に明日の東京市場は休場、ゴールデンウィークの連休入り前に積極的に売買する動きは限られた。
ビジョナルやセルソースが下落した。一方、EMネットJやGMO-FGが上昇した。前日に上場したモイも高い。
 
28日にグロース市場に新規上場したクリアルは公開価格(930円)を上回る1600円で初値
を付け、1330円で終えた。同日に新規上場したペットゴーは公開価格(550円)を上回る1295円で初値を付け、終値は制限値幅の下限(ストップ安水準)となる995円だった。
 
個別ではサイバートラストがストップ高。モイ、アーキテクツ・スタジオ・ジャパンは一時ストップ高と値を飛ばした。G-FACTORY、タメニーなど4銘柄は年初来高値を更新。Birdman、マクアケ、インバウンドテック、マーキュリーリアルテックイノベーター、ファンデリーが買われた。
 
一方、セルソース、アジャイルメディア・ネットワーク、ペットゴーがストップ安。クリアルは一時ストップ安と急落した。ストレージ王、クリーマ、Finatextホールディングス、アイキューブドシステムズ、セカンドサイトアナリティカなど12銘柄は年初来安値を更新。モブキャストホールディングス、バンク・オブ・イノベーション、AppBank、Waqoo、ギックスが売られた。
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次