東証グロース市場は金利の先高感や景気後退懸念などを背景に売りが優勢となった。グロースCore、東証マザーズ指数は大幅安。東証マザーズ指数は7日続落し、終値は前日比14.46ポイント(2.00%)安い707.23だった。10月13日以来2カ月半ぶりの安値。7日続落は4月以来の長さ。22日の米ハイテク株安を受けて国内の新興銘柄にも売りが及んだ。
グロース市場はその名称が示す通りバリュエーションの高い銘柄が多く、世界的な金融引き締めを背景に軟調な展開が続いている。銀行株や保険株のように金利上昇が追い風になる銘柄もほとんどなく、マザーズ指数は下値模索の展開。朝安後に下げ渋った日経平均株価などとは対照的な動きとなった。
マイクロ波やEDPが下落した。一方、サイフューズやインフォRは上昇した。
値上がり銘柄数96、値下がり銘柄数395と、値下がりが優勢だった。
きょうグロース市場に新規上場したGENOVAは公開価格(1800円)を下回る1760円で初値を付け、終値は1737円だった。
個別では、サイフューズがストップ高。データホライゾン、ユーザベース、INFORICHは年初来高値を更新。スマートドライブ、キャンバス、シンメンテホールディングス、ウィルズ、FIXERが買われた。
一方、グローム・ホールディングス、マイクロ波化学がストップ安。ルーデン・ホールディングス、フィット、ベースフード、アールプランナー、ジェイグループホールディングスなど99銘柄は年初来安値を更新。海帆、monoAI technology、坪田ラボ、リファインバースグループ、Rebaseが売られた。
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