値下がり優勢、赤字決算を発表した銘柄が売り

 
東証グロース市場は、米国の長期金利上昇が嫌気され、売りが優勢となった。グロースCore、東証マザーズ指数は軟調。東証マザーズ指数の終値は前日比7.39ポイント(0.96%)安い765.07だった。一時は762.70と取引時間中として約1カ月ぶりの低水準となった。
朝方は小高く推移する場面があったが続かず、今期の収益見通しを引き下げた銘柄や赤字決算を発表した銘柄が売りに押され、指数を下押しした。
東証グロース市場ではエクサWizが制限値幅の下限(ストップ安水準)で配分された。フリーも下げた。一方、バンクオブイは上昇した。
値上がり銘柄数184、値下がり銘柄数304と、値下がりが優勢だった。
 
市場関係者は14日発表の米消費者物価指数(CPI)がやや強めだったことを指摘。「米国のインフレが続くことで利上げの停止も従来の見方より遅くなり5月や6月までずれ込むこととなれば、新興市場には不利だ」とみていた。
 
個別では、ヘッドウォータース、ファンペップ、GMO TECH、メタップス、CS-Cなど6銘柄がストップ高。ピクスタ、シェアリングテクノロジー、Finatextホールディングス、Delta-Fly Pharma、noteなど6銘柄は一時ストップ高と値を飛ばした。アンビション DX ホールディングス、クラウドワークス、スタメン、ワンキャリア、キャンバスなど18銘柄は昨年来高値を更新。ルーデン・ホールディングス、いつも、マイクロアド、キャリア、CRGホールディングスが買われた。
 
 一方、FRONTEO、i-plug、エクサウィザーズ、くふうカンパニー、サークレイスなど9銘柄がストップ安。ミンカブ・ジ・インフォノイドは一時ストップ安と急落した。ジィ・シィ企画、サイエンスアーツ、サイフューズ、プレミアアンチエイジング、セカンドサイトアナリティカなど18銘柄は昨年来安値を更新。グッドスピード、AViC、アディッシュ、キューブ、アイズが売られた。
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次