値下がり優勢、資金が流入しづらい

 
東証グロース市場は日経平均株価が最高値を上回って推移するなど大型株に物色が向かうなか、新興市場の銘柄には相対的に資金が流入しづらかった。人工知能(AI)関連銘柄の一角などには買いが優勢で、「新興株への投資自体が下火になっているわけではない」との声があった。
東証グロース市場250指数は続落した。前引けは前日比4.70ポイント(0.61%)安の762.08だった。グロース250は続落。グロースCoreは反発。
グロース市場ではサンバイオやQPS研究所、FFRIが下落した。一方、タイミーやアストロHDは上昇した。
値上がり銘柄数225、値下がり銘柄数306と、値下がりが優勢だった。
 
25日に東証グロース市場に新規上場したGMOコマスは11時29分に公開価格の1.8倍となる2131円で初値を付けた。前引け時点では2180円だった。
 
 個別ではディジタルメディアプロフェッショナルが一時ストップ高と値を飛ばした。WOLVES HAND、オプロ、技術承継機構、フォーライフ、ラキールなど18銘柄は年初来高値を更新。デ・ウエスタン・セラピテクス研究所、アクアライン、ハッチ・ワーク、ビートレンド、Waqooが買われた。
 
一方、SAAFホールディングス、ペルセウスプロテオミクスが年初来安値を更新。ビーマップ、Institution for a Global Society、ワンダープラネット、アディッシュ、アクセルマークが売られた。
 

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