東証グロース市場はインフレ圧力の根強さを背景に米長期金利が前日に一時約9カ月ぶりの高水準を付けたのが高PER(株価収益率)銘柄の多い新興市場にとって重荷となった。国内でも長期金利が一時上昇しており、新興銘柄の買い手控えムードが強まった。
グロースCoreはしっかり。東証マザーズ指数は軟調。東証マザーズ指数の前引けは前日比10.40ポイント(1.39%)安の738.21だった。
グロース市場ではフリー、アイスペース、フロンテオが下落した。一方、インフォR、BASEが上昇した。
値上がり銘柄数161、値下がり銘柄数337と、値下がりが優勢だった。
個別ではシェアリングテクノロジー、和心がストップ高。KIYOラーニングは一時ストップ高と値を飛ばした。クリアル、ユナイテッド&コレクティブ、クラスターテクノロジー、ブロードエンタープライズ、HENNGEなど11銘柄は年初来高値を更新。ドラフト、リニューアブル・ジャパン、ポート、Laboro.AI、ジャパンワランティサポートが買われた。
一方、ハイブリッドテクノロジーズ、キューブ、W TOKYO、アクシスコンサルティングがストップ安。FRONTEO、ビートレンド、グリッド、クラダシ、メンタルヘルステクノロジーズなど7銘柄は一時ストップ安と急落した。富士山マガジンサービス、アクセルマーク、メディカルネット、デジタルプラス、カヤックなど70銘柄は年初来安値を更新。Atlas Technologies、マイクロアド、ココルポート、アジアクエスト、インティメート・マージャーが売られた。
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