値下がり優勢、終日軟調な展開

 
東証グロース市場は米国の銀行破綻により投資家心理が悪化する中、終日軟調な展開となった。グロースCore、東証マザーズ指数は軟調。東証マザーズ指数の終値は前日比17.49ポイント(2.31%)安い738.35だった。プライム市場で銀行株が大きく値を下げており、「信用評価損率は拡大しているだろう」という。前日はプライム市場が全面安となる中でもグロース市場の代金上位には派手に上昇する銘柄が幾つか見られたが、個人投資家の買い余力が低下する中、14日は上昇銘柄も少なく、マザーズ指数は長めの陰線を描いて終わった。
 
国内証券が投資判断を下げたACSLが下落した。サイフューズも下げた。一方、フリーやライトアップは上昇した。
値上がり銘柄数51、値下がり銘柄数456と、値下がりが優勢だった。
 
市場では「中小型株は大型株と比べて流動性が乏しく、株価下落リスクも大きい。世界的に損失を避ける動きが強まるなかで個人は持ち高を減らした」との声が聞かれた。
 
個別では、ライトアップ、TORICOがストップ高。データホライゾン、セルシードは昨年来高値を更新。ハイアス・アンド・カンパニー、フリー、ウェルプレイド・ライゼスト、ジャパンワランティサポート、エッジテクノロジーが買われた。
 
一方、triplaがストップ安。ホットリンク、メディア工房、はてな、イノベーション、フレクトなど22銘柄は昨年来安値を更新。インフォネット、サイフューズ、東京通信、クリングルファーマ、モイが売られた。
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次