値下がり優勢、終始軟調な展開

 
東証グロース市場はバイオ関連銘柄の一角が売られるなどとなった。
前日の米株市場では、半導体関連のフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が反発し、小型株指数のラッセル2000が続落した。
東京株式市場でも、東エレクなど主要半導体株に買い戻しの動きがみられ、市場関係者からは「新興銘柄から資金が向かったのではないか」との声が聞かれた。また、「前日の米株式市場で中小型株で構成する株価指数ラッセル2000が2%近く下落した流れを引き継ぎ、国内の新興銘柄に売りが膨らんだ」との見方があった。
グロース250、グロースCoreはともに下落。
東証グロース市場250指数は続落した。終値は前日比14.44ポイント(2.09%)安の675.73だった。グロース市場ではシンバイオやカバーが下落した。一方、FFRIやコーディアは上昇した。
値上がり銘柄数167、値下がり銘柄数386と、値下がりが優勢だった。
 
個別ではChordia Therapeutics、WOLVES HAND、Amazia、リンクバル、識学など6銘柄がストップ高。レナサイエンスは一時ストップ高と値を飛ばした。富士山マガジンサービス、FFRIセキュリティ、ペイクラウドホールディングス、プレイド、オンコセラピー・サイエンスなど16銘柄は年初来高値を更新。NexTone、フューチャーリンクネットワーク、フレアス、ケイファーマ、スマートドライブが買われた。
 
 一方、ジェイフロンティア、シンバイオ製薬、ELEMENTS、セルシードがストップ安。バンク・オブ・イノベーションは一時ストップ安と急落した。PRISM BioLab、ベースフード、JTOWER、HPCシステムズなど5銘柄は年初来安値を更新。ノイルイミューン・バイオテック、ENECHANGE、NANO MRNA、和心、コージンバイオが売られた。
 

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