値下がり優勢、約2年2カ月ぶりの安値

 
東証グロース市場は、東証マザーズ指数、グロースCore指数ともに軟調。東証マザーズ指数の終値は前週末比5.75ポイント(0.93%)安い615.35だった。終値としては2020年4月以来、約2年2カ月ぶりの安値となる。下げ幅は2%を超える場面があった。米金融引き締めへの警戒は強く、国内新興市場でも主力銘柄を中心に売りが出た。
 
前週末17日の米長期金利が上昇したことも、相対的な割高感が意識される高PER(株価収益率)銘柄の重荷だった。東証グロース市場ではフリーやビジョナル、フロンテオが下げた。一方、窪田製薬HDやライフネットは上げた。
 
きょう東証スタンダード市場に上場したヤマイチの終値は初値比90円(10.3%)安の788円だった。初値は公開価格(950円)を72円(7.6%)下回る878円だった。値上がり銘柄数126、値下がり銘柄数320と、値下がりが優勢だった。
 
個別ではキャンバス、窪田製薬ホールディングス、Waqoo、スポーツフィールドがストップ高。アルファクス・フード・システム、ENECHANGEは一時ストップ高と値を飛ばした。GMOリサーチ、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズなど4銘柄は年初来高値を更新。バンク・オブ・イノベーション、モダリス、海帆、東京通信、プロパティデータバンクが買われた。
 
一方、FRONTEO、トランスジェニック、ユナイテッド、アールプランナー、ストレージ王など74銘柄が年初来安値を更新。グローム・ホールディングス、アシロ、サインド、リビングプラットフォーム、クリアルが売られた。
 

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