値下がり優勢、米長期金利上昇を嫌気

 
東証グロース市場では、東証マザーズ指数、グロースCore指数ともに3営業日続落。東証マザーズ指数は3日続落し、終値は前週末比14.12ポイント(1.84%)安い751.61だった。3月28日以来3週ぶりの安値。値上がり銘柄数99、値下がり銘柄数347と、値下がりが優勢だった。
 
足元の米長期金利の上昇を警戒し、IT(情報技術)関連のグロース(成長)株が多いマザーズ銘柄に売りが出た。メルカリやビジョナル、JTOWERが下落した。一方、メドレーやTKPは上昇した。
 
市場関係者は「金利が上がると高バリュエーション銘柄が多い新興市場はどうしても売られやすくなってしまう」と指摘。個別に買い材料がある一部銘柄以外は総じて売り優勢だった。
 
個別では、ジーネクスト、ワンダープラネットがストップ高。神戸天然物化学は一時ストップ高と値を飛ばした。G-FACTORY、ウォンテッドリー、JMC、GMO TECH、Recovery Internationalなど8銘柄は年初来高値を更新。グローバルウェイ、ピアズ、バリュエンスホールディングス、Green Earth Institute、ドラフトが買われた。
 
一方、ENECHANGE、Finatextホールディングス、スマレジ、テックポイント・インク、識学など7銘柄が年初来安値を更新。セカンドサイトアナリティカ、ビープラッツ、サイエンスアーツ、HENNGE、UUUMが売られた。
 

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