値下がり優勢、米ハイテク株安を嫌気

 
東証グロース市場は米ハイテク株安が嫌気され、終日軟調に推移した。東証マザーズ指数、グロースCoreはいずれも大幅続落となった。
東証マザーズ指数の終値は前日比15.26ポイント(2.02%)安い738.65だった。4日の米株安がグロース銘柄の下げにつながった。直近の新規株式公開(IPO)銘柄に関心が向かい、既上場銘柄に資金が入りにくいことも重荷となった。
 
市場では「直近のIPO銘柄や好材料が出た銘柄への個別物色の様相が強い。欧米の金融不安を受けた株安によって低迷していた個人の投資余力回復は道半ば」との指摘もあった。
東証グロース市場ではエニーカラーやM&A総研が下落した。一方、TMNやカバーが上昇した。
値上がり銘柄数91、値下がり銘柄数409と、値下がりが優勢だった。
 
個別では、イメージ・マジックがストップ高。フィット、cotta、ユニフォームネクスト、オークファン、シェアリングテクノロジーなど15銘柄は年初来高値を更新。Delta-Fly Pharma、プログリット、メドレックス、アクシスコンサルティング、ヘッドウォータースはが買われた。
 
一方、夢展望、駅探、ドリコム、はてな、ジィ・シィ企画など30銘柄が年初来安値を更新。ビズメイツ、海帆、リニューアブル・ジャパン、Arent、ラバブルマーケティンググループが売られた。
 
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次