東証グロース市場は、29日の米株式市場でダウ工業株30種平均が下落した流れを受けて日経平均株価が軟調に推移し、国内新興銘柄にも売りが波及した。
市場では「タイミーなど直近に上場した新規株式公開(IPO)銘柄が軟調で、新興市場の資金循環が促されていない」との声が聞かれた。
グロース250とグロースCoreはともに下落。東証グロース市場250指数は反落した。前引けは前日比12.81ポイント(1.96%)安の642.21だった。
グロース市場ではコーディアやセルシードが下落した。一方、モダリスやAmaziaは上昇した。
値上がり銘柄数145、値下がり銘柄数382と、値下がりが優勢だった。
きょう東証グロース市場に上場したハートシード(219A)は公開価格(1160円)を388円(33.44%)上回る1548円で初値を付けた。前引けは初値比108円(6.97%)安の1440円だった。
個別ではWASHハウスがストップ高。ジェイグループホールディングス、ビリングシステム、ソレイジア・ファーマ、モダリス、坪田ラボなど7銘柄は年初来高値を更新。SBIリーシングサービス、Amazia、G-FACTORY、学びエイド、フィーチャが買われた。
一方、Chordia Therapeuticsが一時ストップ安と急落した。カウリス、タイミー、Liberaware、ジェイフロンティア、リネットジャパングループなど19銘柄は年初来安値を更新。ニッソウ、LeTech、FFRIセキュリティ、トリプルアイズ、ELEMENTSが売られた。
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