値下がり優勢、残念な動き

 
東証グロース市場は、グロースCore、東証マザーズ指数はともに大幅安。東証マザーズ指数の前引けは前日比19.60ポイント(2.42%)安い791.70だった。前日の米株式市場でハイテク株などが軟調だった流れを受け、国内の新興株市場でもPER(株価収益率)の高いグロース(成長)銘柄に売りが出た。
出遅れ解消の動き継続が期待されていた新興株については、新規株式公開(IPO)ラッシュに伴う需給の重荷もあるだろうが、マザーズ指数が足元で再び800ptを割り込むなど残念な動きになっている。ただ、今は地合いの悪化に連れられている要因も大きいと思われる。マザーズ指数は25日移動平均線水準までの調整が完了し、短期的な過熱感が解消されていることもあり、今後は再び物色が向かう展開に期待したい。
 
東証グロース市場ではビジョナルやM&A総研が売られた。一方、シーユーシーやマイクロ波が買われた。
値上がり銘柄数84、値下がり銘柄数411と、値下がりが優勢だった。
 
26日に東証グロース市場に上場したブリッジGは上場2日目となる27日午前、公開価格(1300円)の3.2倍にあたる4110円で初値を付けた。前引け時点では制限値幅の上限(ストップ高水準)となる初値比700円(17.0%)高の4810円だった。
 
きょう東証グロース市場に上場したクオリプスは公開価格(1560円)を120円(7.6%)上回る1680円で初値を付けた。前引けは初値比214円(12.7%)安の1466円だった。
 
きょう札証本則市場に新規上場したGSIは公開価格(1350円)を108円(8%)下回る1242円で初値を付けた。前引けは初値比2円(0.1%)安の1240円だった。
 
 
個別では、ブリッジコンサルティンググループがストップ高。ソフトフロントホールディングス、オークファン、ネクストジェン、トライアイズ、Waqooなど6銘柄は年初来高値を更新。エーアイ、シーユーシー、Globee、マイクロ波化学、Fusicが買われた。
 
 一方、クラウドワークス、ライトワークス、カオナビ、コマースOneホールディングス、ラクオリア創薬など12銘柄が年初来安値を更新。リアルゲイト、ティムス、セキュア、アイデミー、シェアリングテクノロジーが売られた。
 

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