値下がり優勢、様子見姿勢が強く

 
東証グロース市場は前日に発表された5月の米卸売物価指数(PPI)がインフレ鈍化を示す内容で、日米長期金利が低下してPER(株価収益率)が高い銘柄が多い新興株の相対的な割高感が薄れた。
グロースCoreは続落。東証グロース市場250指数は続伸した。前引けは前日比2.15ポイント(0.34%)高の636.86だった。
東証グロース市場250指数は下げる場面もあった。日銀がきょう金融政策決定会合の結果を発表するのを前に投資家の様子見姿勢が強く、持ち高整理の売りが出た。グロース市場銘柄の多くは年初から出遅れてきたため、損失を抱えた個人投資家からの戻り待ちの売りも出やすかった。市場では「25日移動平均線(626近辺)を保てるかが焦点」との指摘もあった。
 
グロース市場ではクオリプスやmonoAIが上昇した。一方でカバーやマクビープラは下落した。
値上がり銘柄数241、値下がり銘柄数273と、値下がりが優勢だった。
 
きょうグロース市場に上場したコーディアは、公開価格の153円を102円(66.66%)上回る255円で初値を付け、午前終値は初値比63円(24.70%)安の192円だった。
 
個別ではmonoAI technologyがストップ高。アールプランナーは一時ストップ高と値を飛ばした。ビーブレイクシステムズ、クオリプス、note、インテグラル、AHCグループなど6銘柄は年初来高値を更新。アジャイルメディア・ネットワーク、GA technologies、日本電解、セルシード、プレミアアンチエイジングが買われた。
 
一方、Macbee Planetが一時ストップ安と急落した。VRAIN Solution、L is B、カウリス、情報戦略テクノロジー、SBIレオスひふみなど20銘柄は年初来安値を更新。ジェイック、ジィ・シィ企画、ノイルイミューン・バイオテック、スリー・ディー・マトリックス、POPERが売られた。
 
 
 
 

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