東証グロース市場は、好材料が出た銘柄が大きく値上がりして株価指数を下支えし、東証マザーズ指数は小幅高。グロースCoreはしっかり。
東証マザーズ指数の終値は前日比2.52ポイント(0.33%)高い776.34と、2月16日以来の高値を付けた。6日続伸は1月18日~25日以来およそ1カ月半ぶりの連騰記録。
日経平均株価が上昇トレンドを継続し、中小型株にも買いが波及した。一方、米長期金利の高止まりを背景にPER(株価収益率)の高いグロース(成長)株には売りが出やすく、午前は軟調な場面もあった。ただ、「材料株にはそれなりに動きが出た」という。特にこの日はマザーズ指数でのウエートが大きいそーせいがプライム市場への変更承認を受けて上昇し、1銘柄で2ポイント強の押し上げ要因となった。ビジョナルやフリーが上げた。一方、エネチェンジや日本電解、EDPが下落した。
値上がり銘柄数214、値下がり銘柄数259と、値下がりが優勢だった。
市場では「東証プライム市場ではバリュー(割安)株が相場の上昇をけん引しており、新興市場にもその波が広がりつつある」との見方があった。
個別ではエーアイ、メタリアル、INFORICHがストップ高。インフォネット、サイフューズは一時ストップ高と値を飛ばした。アンビション DX ホールディングス、スマレジ、BTM、エクストリーム、Uniposなど10銘柄は昨年来高値を更新。KIYOラーニング、カヤック、ヤプリ、ROBOT PAYMENT、プログリットが買われた。
一方、ハウテレビジョン、ピアズ、TORICO、大泉製作所、ENECHANGEが売られた。
目次
