値下がり優勢、材料に欠く

 
東証グロース市場は前週末の米株式相場の上昇を支えに買いが優勢だった。もっとも、新興銘柄が上値を追う固有の材料には欠き、上値の重さが目立った。
グロースCoreは反発。東証グロース市場250指数も3営業日ぶりに反発した。終値は前週末比5.27ポイント(0.84%)高の630.16だった。
先週末の米国株式が上昇した流れを引き継ぎ、東京株式市場でも大型株から小型株まで幅広い銘柄が物色された。「海外勢が休暇に入る中で、国内個人投資家の物色意欲は高い」とみられ、グロース市場でも安値圏にある主力株への買い戻しの動きなどが見られた。
 
グロース市場ではジーエヌアイやカバーが上昇した。一方、アストロHD、トライアルは下落した。
値上がり銘柄数231、値下がり銘柄数336と、値下がりが優勢だった。
 
23日に東証グロース市場に新規上場した令和AHは公開価格(360円)を上回る521円で初値を付けた。大引けは481円だった。23日に名証ネクスト市場に新規上場した日本オーエーは公開価格(550円)を上回る600円で初値を付けた。大引けは700円と、制限値幅の上限(ストップ高水準)で配分された。
 
 個別ではTrue Dataがストップ高。Veritas In Silico、ファンペップ、ブランジスタは一時ストップ高と値を飛ばした。ソフトフロントホールディングス、Aiロボティクス、グロービング、アールプランナー、delyなど13銘柄は年初来高値を更新。ARアドバンストテクノロジ、ライトアップ、スパイダープラス、INFORICH、インテグラルが買われた。
 
 一方、Will Smart、学びエイド、PRISM BioLab、アミタホールディングス、トランスジェニックグループなど50銘柄が年初来安値を更新。デ・ウエスタン・セラピテクス研究所、リグア、データホライゾン、Birdman、ビジネスコーチが売られた。
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次