値下がり優勢、日銀の金融緩和政策転換への警戒感

 
東証グロース市場は日銀の金融緩和政策転換への警戒感がくすぶる中、売り優勢の展開になった。東証グロース市場250指数は小反落。終値は前週末比4.69ポイント(0.69%)安の672.88だった。グロースCoreも反落。
米連邦準備理事会(FRB)高官による米国での早期利下げ観測へのけん制などが投資家心理の重荷となった。19日まで開かれる日銀の金融政策決定会合の結果公表を前に、持ち高を大きく傾ける動きは限られた。
 
個別ににぎわう銘柄は見られ、売買代金上位は騰落伯仲状態だったが、グロース市場全体では「資金流出気味だった」といい、値下がりの数が値上がりを大きく上回った。
グロース市場ではQPS研究所やGENDA、カバーが下げた。一方、サンバイオやテクノロジーは上昇した。
値上がり銘柄数191、値下がり銘柄数345と、値下がりが優勢だった。
 
きょうグロース市場に上場した雨風太陽は公開価格(1044円)を276円(26.43%)上回る1320円で初値を付け、終値は初値比198円(15.00%)安の1122円だった。
 
個別ではインフォネット、イメージ・マジックがストップ高。かっこ、THECOO、テクノロジーズ、グッドスピードは一時ストップ高と値を飛ばした。ドラフト、大泉製作所、笑美面は年初来高値を更新。モルフォ、サンバイオ、ユナイトアンドグロウ、オキサイド、インターファクトリーが買われた。
 
 一方、ノイルイミューン・バイオテックがストップ安。エコナビスタは一時ストップ安と急落した。ITbookホールディングス、アミタホールディングス、総医研ホールディングス、フルッタフルッタ、アールプランナーなど73銘柄は年初来安値を更新。QPS研究所、シルバーエッグ・テクノロジー、ダブルエー、S&J、ブルーイノベーションが売られた。
 
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次