値下がり優勢、日米の長期金利上昇を嫌気

 
東証グロース市場は、東京株式市場全般が軟調な推移となっており、グロース株売りの流れも継続した。日米の長期金利上昇を嫌気し、売りが優勢だった。東証マザーズ指数、グロースCoreはともに4営業日続落。東証マザーズ指数の終値は前週末比14.20ポイント(1.89%)安い736.05だった。
この日のプライム市場では成長株売り、割安株買いの構図が鮮明で、グロース市場にもこの影響が及んだ。「「日米の長期金利上昇はグロース株にマイナス」と受け止められて幅広い銘柄が売られ、グロース市場上場全銘柄の74%が値下がりした。
市場関係者は、「個人の関心は9月末の中間配当の権利取りにあり、グロース市場の銘柄に対する関心は薄れている」とみていた。
東証グロース市場では、GENDAが制限値幅の下限(ストップ安水準)まで売られた。RJも下落した。一方、カバーやジーエヌアイは上昇した。
値上がり銘柄数124、値下がり銘柄数400と、値下がりが優勢だった。
 
 
個別では、イメージ情報開発、セルシード、フューチャーリンクネットワークがストップ高。トラストホールディングス、アズーム、霞ヶ関キャピタル、アプリックス、エコモットなど11銘柄は年初来高値を更新。日本スキー場開発、ユニフォームネクスト、海帆、jig.jp、フィットが買われた。
 
 一方、エッジテクノロジー、GENDAがストップ安。JIG-SAW、サインド、ワンキャリア、Amazia、窪田製薬ホールディングスなど26銘柄は年初来安値を更新。テクノロジーズ、クリアル、INTLOOP、Institution for a Global Society、ブロードエンタープライズが売られた。
 

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