値下がり優勢、新興銘柄にも売りが波及

 
東証グロース市場は前日の米株式相場の下落を受けて国内の新興銘柄にも売りが波及した。日米の長期金利が上昇するなか、PER(株価収益率)が相対的に高い新興銘柄の割高感も引き続き意識され、売りを促した。
東証マザーズ指数の前引けは前日比12.86ポイント(1.99%)安い634.51で、10月23日につけた年初来安値(635.40)を下回った。
 
東証グロース市場ではカバーやQDレーザが下落した。一方、ジーエヌアイや弁護士COMは上昇した。
値上がり銘柄数92、値下がり銘柄数417と、値下がりが優勢だった。
 
きょうグロース市場に上場した笑美面は公開価格(1240円)を561円(45.24%)上回る1801円で初値を付けた。前引けは初値比181円(10.04%)安の1620円だった。
グロースCore、東証マザーズ指数はともに軟調。
 
個別ではシャノン、アクアラインがストップ高。ベイシスは一時ストップ高と値を飛ばした。シーユーシー、ボードルア、ストレージ王、ジーエヌアイグループ、スマサポが買われた。
 
 一方、ビリングシステム、駅探、Aiming、すららネット、ビートレンドなど24銘柄が年初来安値を更新。サイバートラスト、ラストワンマイル、GENDA、サンバイオ、ベースフードが売られた。
 

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