値下がり優勢、新興銘柄にも売り

 
東証グロース市場は、東証マザーズ指数、グロースCoreは軟調。東証マザーズ指数の終値は前週末比10.95ポイント(1.49%)安い725.83だった。16日の日経平均株価は輸出関連銘柄などへの売りが重荷となって下落した。投資家心理の悪化から国内新興銘柄にも売りが広がった。前週末の米長期金利の上昇も、高PER(株価収益率)のグロース(成長)株にとって逆風だった。
 
16日の国内新興市場では前週末発表の決算を嫌気した売りも出た。2023年2月期(今期)の単独税引き利益を一転減益予想としたオキサイドは制限値幅の下限(ストップ安水準)で配分された。東証グロース市場ではそーせいやAppierが下げた。一方、TKPやビザスクは上げた。
値上がり銘柄数184、値下がり銘柄数311と、値下がりが優勢だった。
 
個別では、ビザスク、グッドパッチ、プログリットがストップ高。FHTホールディングス、FIXER、スマートドライブ、monoAI technology、フーディソンなど6銘柄は昨年来高値を更新。ブライトパス・バイオ、BeeX、FPパートナー、アイズ、農業総合研究所が買われた。
 
 一方、オキサイド、SERIOホールディングス、バリュエンスホールディングスがストップ安。ジェイフロンティアは一時ストップ安と急落した。スタジオアタオ、メディア工房、データセクション、はてな、トヨクモなど15銘柄は昨年来安値を更新。シリコンスタジオ、クックビズ、ワンダープラネット、シャノン、オンデックが売られた。
 
 

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