東証グロース市場は小幅に上げて始まったが、日経平均株価が上昇幅を縮めるのに伴って新興株も伸び悩み、下げに転じて終えた。市場では「新興株より、大型の主力株に買いが向かいやすかった」との見方があった。グロース250、グロースCoreはともに反落した。
東証グロース市場250指数の前引けは前日比12.69ポイント(1.87%)安の664.55だった。
グロース市場ではカバーやビジョナルが下落した。11日に2023年10月期決算を発表したGAテクノも材料出尽くしで売られた。一方、増収増益決算が好感されたGENDAには買いが集まった。
値上がり銘柄数124、値下がり銘柄数406と、値下がりが優勢だった。
きょう東証グロース市場に上場した2銘柄の値動きは明暗が分かれた。ブルーイノベは公開価格(1584円)を27.71%上回る2023円で初値を付け、前引けは初値比94円(4.64%)高の2117円だった。一方、アウトルックは公開価格(1800円)を8.00%下回る1656円で初値をつけ、初値比263円(15.88%)安の1393円で前場を終えた。
個別では、ジェイドグループ、QPS研究所が年初来高値を更新。アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、Ridge-i、地盤ネットホールディングス、セレンディップ・ホールディングス、BuySell Technologiesが買われた。
一方、総医研ホールディングス、アマガサ、サンワカンパニー、ユナイテッド&コレクティブ、デジタルプラスなど66銘柄が年初来安値を更新。グローバルウェイ、エフ・コード、ABEJA、スペースマーケット、インバウンドプラットフォームが売られた。
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