東証グロース市場は、小高く始まった後は日経平均株価が上昇幅を縮めるのに歩調を合わせ、新興株も水準を切り下げた。大型の主力株に買いが向かいやすく、新興株は売りに押されがちだった。
グロース250、グロースCoreはともに反落。東証グロース市場250指数の終値は前日比13.81ポイント(2.04%)安の663.43だった。グロース市場ではカバーやジーエヌアイが下落した。11日に2023年10月期決算を発表したGAテクノも材料出尽くしで利益確定売りが優勢だった。一方、QPS研究所とウェルスナビは買われた。
値上がり銘柄数101、値下がり銘柄数434と、値下がりが優勢だった。
12日に東証グロース市場に新規上場した2銘柄は初値を下回って引けた。ブルーイノベは公開価格(1584円)を439円(27.71%)上回る2023円の初値を付け、終値は初値比124円(6.12%)安の1899円だった。アウトルックは公開価格(1800円)を144円(8.00%)下回る1656円で初値を付け、終値は初値比261円(15.76%)安の1395円だった。
個別ではアーキテクツ・スタジオ・ジャパンがストップ高。シャノンは一時ストップ高と値を飛ばした。ジェイドグループ、QPS研究所は年初来高値を更新。Ridge-i、オープンワーク、イントランス、BuySell Technologies、セレンディップ・ホールディングスが買われた。
一方、総医研ホールディングス、アマガサ、サンワカンパニー、ユナイテッド&コレクティブ、データホライゾンなど76銘柄が年初来安値を更新。シンバイオ製薬、ジーネクスト、グローバルウェイ、ABEJA、GA technologiesが売られた。
目次
