東証グロース市場はこの日の日経平均株価が小幅安だった一方、新興市場では「個人投資家が年末に向けて損益通算での損切りの売りが一巡し、割安になった銘柄に買いを入れているようだ」との声が聞かれた。
東証グロース市場250指数は3営業日ぶりに反発した。終値は前日比0.41ポイント(0.06%)高の635.85だった。
方向感を欠く展開となったが、「決算などの個別材料を手掛かりに主力株の一角が物色された」ことがグロース250を下支えする形となった。
グロース市場ではカバーやジーエヌアイが上昇した。一方、ハートシードやリスキルが下落した。
値上がり銘柄数253、値下がり銘柄数312と、値下がりが優勢だった。
個別では夢展望、リンカーズ、TORICO、オンデック、リベロがストップ高。ソフトフロントホールディングス、グロービング、パルマ、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所、Rebaseなど10銘柄は年初来高値を更新。tripla、ステムセル研究所、DAIWA CYCLE、オキサイド、データホライゾンが買われた。
一方、マテリアルグループ、ライスカレー、PRISM BioLab、トランスジェニックグループ、アスカネットなど32銘柄が年初来安値を更新。リスキル、POPER、Def consulting、クオリプス、バンク・オブ・イノベーションが売られた。
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