値下がり優勢、持ち高調整の売り

 
東証グロース市場は売り買いが交錯し、明確な方向感が出なかった。手がかりとなる新規材料に乏しいなか、週末とあって持ち高調整の売りが出た。もっともきょうは日経平均株価が上昇しており、新興株市場でも投資家心理の改善を映した買いが入りやすかった。グロース市場250指数は堅調に推移する場面も多かった。
本格的な9月中間決算発表シーズンを前に、「個人も様子見姿勢を続けている」とみられる。全体に値動きが小さかった上、連休前に新たに持ち高を積み上げる動きも出にくかったようで、グロース全体の売買代金は1000億円を割るなど、薄商いだった。
 
グロースCoreは反発。東証グロース市場250指数は続落した。終値は前日比1.75ポイント(0.27%)安の638.19だった。グロース市場ではフリーやタイミー、ボードルアが上昇した。一方、トライアルやGENDA、インテグラルが下落した。
 
値上がり銘柄数207、値下がり銘柄数341と、値下がりが優勢だった。
 
きょう東証グロース市場に新規上場したオルツは公開価格(540円)を30円(5.55%)上回る570円で初値をつけ、終値は初値比15円(2.63%)高の585円だった。
 
個別では、イメージ情報開発、AeroEdgeがストップ高。インターファクトリーは一時ストップ高と値を飛ばした。サインド、スマレジなど4銘柄は年初来高値を更新。Atlas Technologies、セーフィー、アイドマ・ホールディングス、ジーネクスト、ステムセル研究所が買われた。
 
 一方、スローガンがストップ安。PRISM BioLab、キッズスター、ミラタップ、データホライゾン、コアコンセプト・テクノロジーなど11銘柄は年初来安値を更新。グローバルウェイ、アプリックス、Chordia Therapeutics、学びエイド、スタジオアタオが売られた。
 

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