値下がり優勢、持ち高調整の売り

 
東証グロース市場は、東証マザーズ指数、グロースCoreはともに下落。
東証マザーズ指数の値は前日比14.45ポイント(2.03%)安い699.13だった。終値ベースで心理的節目の700を下回ったのは9月30日以来となる。米国の高インフレが続くとの警戒を背景にした12日の米株安が、国内の新興株の下げにつながった。9月の米消費者物価指数(CPI)の発表を日本時間13日夜に控え持ち高調整の売りも出て、マザーズ指数は次第に下げ幅を拡大した。
 
9月の米CPIについてエネルギー・食品を除くコア指数は前年同月からの伸びが8月から加速すると予想されている。
市場では「8月のCPIが市場予想を上回る結果となって翌日の国内のグロース銘柄の下げにつながったこともあり、9月分についても同様の展開になるのではないかと警戒されている」との指摘があった。
マイクロ波やビジョナルが下落した。一方、政府が2024年秋をメドにマイナンバーカードと健康保険証を一体化すると発表したのを受け、関連銘柄とされるITbookは大幅高となった。CANBASは制限値幅の上限(ストップ高水準)で配分された。
 
値上がり銘柄数338、値下がり銘柄数903と、値下がりが優勢だった。
 
個別ではホーブ、光・彩がストップ高。エムケイシステムは一時ストップ高と値を飛ばした。ミライノベート、サイバーコム、レイ、オリエンタルチエン工業、C&Gシステムズなど11銘柄は年初来高値を更新。鉄人化計画、ザッパラス、買取王国、鈴与シンワート、白洋舎が買われた。
 
 一方、ワイエスフードがストップ安。ソネック、三井住建道路、アジアゲートホールディングス、ETSホールディングス、錢高組など129銘柄は年初来安値を更新。アースインフィニティ、ぷらっとホーム、ジェイホールディングス、三ッ星、セキチューが売られた。
 

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