値下がり優勢、持ち高整理の売り

 
東証グロース市場は、20日の米株式相場の下落を受け、国内の新興銘柄も売りが優勢だった。米半導体大手エヌビディアの2023年11〜24年1月期の決算発表が21日に予定されていることも、持ち高整理の売りを促した。
東証グロース市場250指数は続落した。前引けは前日比19.09ポイント(2.49%)安の746.13だった。
市場では「米エヌビディア決算への市場の期待値が高いだけに、発表後は短期的な株価調整につながると警戒されている。その場合PER(株価収益率)が高い銘柄が多い国内の新興株にも一段と売りが強まる可能性が高い」との声が聞かれた。
 
グロース市場ではQPS研究所やウェルスナビが下落した。一方、ウェリタスやピクスタは上昇した。
値上がり銘柄数101、値下がり銘柄数425と、値下がりが優勢だった。
グロース250と、グロースCoreは続落。
 個別ではくふうカンパニー、ノイルイミューン・バイオテックがストップ高。ピクスタ、インバウンドテックは一時ストップ高と値を飛ばした。Institution for a Global Society、ユナイトアンドグロウ、ペイロール、ヌーラボ、ファーストアカウンティングなど11銘柄は昨年来高値を更新。窪田製薬ホールディングス、ココペリ、アイビス、セレンディップ・ホールディングス、メンタルヘルステクノロジーズが買われた。
 
 一方、バルテス・ホールディングス、日本ホスピスホールディングスが昨年来安値を更新。キャンバス、アジャイルメディア・ネットワーク、ビートレンド、クリアル、コパ・コーポレーションが売られた。
 

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