東証グロース市場は、軟調な展開が続いている。マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は下落スタート後、下げ幅をじりじりと広げる展開となった。休場明けの米株市場の動向を見極めたい動きが優勢となりそうなほか、週末にかけて米国で経済指標などの発表を控えており、買い進む動きは限定的となっている。持ち高整理などを目的とした売りがやや優勢だった。
東証マザーズ指数の前引けは前日比8.97ポイント(1.10%)安い808.67だった。
グロース市場ではフリーとビジョナルが下落した。一方、ウェルスナビとTKPが上昇した。
値上がり銘柄数130、値下がり銘柄数373と、値下がりが優勢だった。
5日に東証グロース市場に新規上場したブリーチは、公開価格(1340円)を263円(19.6%)上回る1603円で初値を付けた。前引け時点では1467円と、初値を8.5%下回った。
4日に東証グロース市場に新規上場したエアロエッジは上場2日目となる5日、公開価格(1690円)の3.5倍となる5860円で初値を付けた。前引け時点では6100円と、初値を4.1%上回った。
個別では、霞ヶ関キャピタル、免疫生物研究所がストップ高。GRCSは一時ストップ高と値を飛ばした。ツクルバ、ジェイグループホールディングス、海帆、ゼネラル・オイスター、バルニバービなど15銘柄は年初来高値を更新。アルファクス・フード・システム、ELEMENTS、クオリプス、イトクロ、フィーチャが買われた。
一方、ディー・ディー・エス、CINC、I-ne、リアルゲイト、クラダシなど9銘柄が年初来安値を更新。トランザクション・メディア・ネットワークス、ブリッジコンサルティンググループ、スパイダープラス、サークレイス、Waqooが売られた。
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